クランクシャフト量産加工における工具寿命の延長で不良品率改善事例

クランクシャフト量産加工における工具寿命の延長で不良品率改善事例

御困り事内容 加工不良率の改善 業界 農機
用途 エンジン部品 提案効果 不良率の低減

Before

この事例は、クランクシャフトの量産加工において、工具寿命の延長による加工不良品率の低減を図ったVAVE提案・カイゼン事例になります。
切削工具コストや加工不良率がネックとなっていたため、それらの改善ができないか検討を重ねました。

After

そこで当社は、ネジ首元部および軸側端面逃げ部のRをXからYへと規格緩和することにより、工具寿命をコーナーあたりW個からZ個へと大きく伸ばすことに成功いたしました。
さらに、切削時の切粉の巻き付きによるピン孔対称度の不良率を、A%からB%へと低減することができました。
これにより、大きなコストダウン効果をもたらすことができました。

POINT

本事例のポイントは、R規格を緩和することにより、工具寿命の延長と工具の破損防止による切削工具費の低減、そして、不良品率の低減につながったことでコストダウンが出来た点にあります。
製品のR寸法を加工に適した寸法にすることで、1つの切削工具でR部を含めた全体を加工することが可能となり、工具の種類を減らせることに加え、コーナーRに適切な切削工具にすることで工具の持ちが良く、切削工具費を低減することが出来ます。
当サイト量産シャフト加工VA・VEセンターを運営する東陽製作所では、本事例のようなR規格の緩和による切削工具費の低減をはじめとするコストダウン提案について豊富な実績がございます。シャフトの量産のことなら当社にお任せください。

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