自動車用ステアリング部品の一つであるカムの鍛造工法転換によるコストダウン事例

自動車用ステアリング部品の一つであるカムの鍛造工法転換によるコストダウン事例

御困り事内容 工法転換 業界 自動車
用途 ステアリング部品 提案効果 材料歩留まり向上

Before

この事例は、自動車用ステアリング部品の一つであるカムの鍛造工法転換により、加工レス・スクラップレスを提案した事例になります。お客様からは、熱間鍛造でご依頼いただきましたが、熱間鍛造のみの場合、削り代が大きく、材料コストが高くなってしまうのがネックとなっていました。

After

そこで、熱間鍛造のみから、熱間鍛造+冷間ローリングへの鍛造工法の転換をご提案いたしました。
成形工法の一種である冷間ローリング(ロール成形)は、一般に高い生産性と安定した精度を確保することができます。
この工法転換により、削り代が減少し、材料歩留まりが向上。その結果、大幅なコストダウンにつながりました。

POINT

熱間鍛造だけでは取り代が多くなるため、ローリング工法を加えることで削る量を少なくした。
工法を変更することで、材料の重量削減になるため、本事例では、鍛造の工法転換によりコストダウンを実現いたしました。

コストダウンを実現する要因としては、
①リードタイムの短縮
②材料コストの低減
③加工コストの低減
④不良品率の低減
という4つが代表的ですが、本事例は②と③が該当します。

当サイト量産シャフト加工VA・VEセンターを運営する東陽製作所では、リードタイムの短縮から、材料コスト・加工コストの削減までシャフトやカムの量産に関する多数の提案実績がございます。カムやシャフトの量産についてお困りの方は、当社にご相談ください。

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