こちらは、農機用エンジンのクランクシャフトになります。

サイズはL66×φ12×φ10で、つば部の径はφ55になります。 一般に、自動車や農機用のシャフトは高い強度や耐摩耗性が要求されます。ワークの強度や硬度を上げるために、熱処理を施すことが多いです。 シャフトの熱処理では、まず浸炭および高周波焼入れを行います。ワークを高温に加熱し急冷することで硬度を高めることができます。焼き入れにより硬度が高くなる一方で、脆くなってしまうというデメリットもあります。そこで、靭性（粘り強さ）を引き上げるために焼き戻しを行います。焼戻しは、ワークを焼き入れ温度よりも低い温度で加熱し、一定時間そのままにして徐冷することで高い靭性を得られます。

「量産シャフト加工VA・VEセンター」を運営する株式会社東陽製作所は、加工する部品の形状や材質・寸法・数量（ロット数）などに応じてフレキシブルに工法を選択することにより、お客さまのニーズに合わせたご対応をすることが可能です。

農機用エンジンのクランクシャフトの量産についてお困りの方は、お気軽にご相談ください。