こちらは、農機用エンジンのクランクシャフトになります。

サイズはL62×φ12で、つば部の径はφ48になります。 材質は機械構造用炭素鋼のS43Cとなります。冷間鍛造で粗材成形・熱処理（調質処理）を施した後、旋盤により外径の荒加工を行います。そして、キー溝・ネジ転造加工を行い、軸部及びピン穴に研磨仕上げを施して完成となります。

なお、熱処理の一つである調質処理は、焼き入れ後に550℃以上で焼き戻しを行うことによりソルバイト組織が形成され、高い靭性（粘り強さ）を得ることができます。 「量産シャフト加工VA・VEセンター」を運営する株式会社東陽製作所は、加工する部品の形状や材質・寸法・数量（ロット数）などに応じてフレキシブルに工法を選択することにより、お客さまのニーズに合わせたご対応をすることが可能です。

農機用エンジンのクランクシャフトの量産についてお困りの方は、お気軽にご相談ください。