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量産パーツの安定供給を実現する生産技術力
量産シャフト加工VA・VEセンターでは量産パーツの安定供給を実現する、ライン立ち上げを数多くおこなってきました。その過程で当社が蓄積してきたノウハウで、かつお客様に評価をいただいている機能というのが生産技術力です。
当社がいう生産技術力とは、量産パーツを製造する上で必要となる自動化をした生産ラインの構築力を指し、
❶加工要件を整理
❷管理工程図の作成(加工方法・精度管理内容・各種測定方法の取り決め書類)
❸最適な加工機の選定ならびに機械装置間の搬送方法を検討
❹ライン設計・構築
❺製品の試作・量産
を、お客様の品質保証に対する要求事項を満たしながら行う力といえます。
当社の特徴としては、過去使用した遊休機を含めてマシニング・旋盤・複合機を保有しており、これら設備と新規の購入設備を組み合わせることで自動化ラインを作りだすことが可能となります。
最短1か月で実現するスピード立ち上げ
当社の生産技術力を謳う上で、極端な例となりますが、最短1か月で量産ラインの立ち上げを行った実績があります。具体的なイメージを持って頂くためにロット・加工内容について御伝えいたします。
まず、生産数量としては4000個/月・2000個/月というロットで、製品の特徴としては20kg弱・10kg弱と当社の中では経験が少ない重量・サイズが大きな製品です。
主な加工要件としては
・内径への10μ台の公差要求
・平行度・平面度:0.5
・同軸度:0.01
を両面に加工・工程内で測定をするというものでした。
そこで当社より機械の選定を行い、具体的な加工工程・ラインの提案をいたしました。主な購入品目としては、大型のNC旋盤を2台購入し、2直の量産ラインを構築・ご要望のロット数を生産できる体制としました。
提案後、機械ラインの設置から試作~量産までを実施。最終的には1か月で量産納入をスタートいたしました。
当社に量産ライン構築をご依頼いただく場合、通常10カ月~1年程を要しますが、極端にスピード立ち上げをご用命いただいた場合においてもお応えできる場合がございます。
昨今、量産ラインの立ち上げが不安定となる中で、
「短期間で量産をスタートさせたい・・・」
「生産ロットが変更となり、増産が決まったので新たにラインが必要となった・・・」
というご要望がある場合にはまずはご相談ください。対応可否も含めてご提案いたします。